こんにちは!レンタルスペース運営者の「みつ」です。
今回は、新店舗についての課題や問題点を挙げてみます。
まぁ初月から利益出たし今後も余裕っしょ
おまえすぐに調子乗るタイプだからちゃんと考えなさい
新店舗の課題
6月2日にオープンした3号店ですが、初月から利益を出すことができました。ただ、良いことばかりではなく課題や問題点も出てきたのでそちらについても考えていきます。
3号店を1ヶ月運営していて感じたことですが、
- 1号店、2号店への誘導が難しい
- 騒音に関するクレームが出る可能性がある
- 備品をどこまで置くか
- 長時間の予約が入りづらい
1つずつ見ていきますね。
1号店、2号店への誘導が難しい
3号店で利益を出すことができたのはよかったのですが、ぼくの目的としては3店舗のトータルで利益を出すことです。
3号店オープン初月の利益は11万円ほどでした。1号店、2号店の利益はこれまでとほぼ変わらず。
結果だけ見ると3店舗トータルで11万円の利益が増えたことになりますが、厳密にいうとぼくの思い描いている理想にはなっていません。
オープン初月は3号店のおかげで利益が増えましたが、ぼくとしては1号店と2号店も発展させたいのです。
もっというと、1号店、2号店を単体で発展させたいわけではなく、3店舗が相乗効果で発展していくイメージです。
1つのスペースを作って集客していく。これはすでにやってきたこと。この物件だといくらぐらい売上が出せそうか?というのは何となくわかります。
今回ぼくが挑戦したかったのは、複数のスペースを持ったときにどれだけの威力を発揮するのか?ということで、カッコよく表現するとドミナント戦略というやつです。
ドミナントって「支配的な、優勢な、有力な」というような意味なんですが、特定の地域に絞って複数店舗を出すことをドミナント戦略っていいます。
ドミナント戦略って何がいいのか?というと
- その地域での認知度が高まる
- 効率よく管理ができる
- その地域に合わせた宣伝ができる
このあたりがメリットです。
ぼくの3つのスペースはそれぞれが歩いて3,4分のところにあるので、掃除しに行くのがめちゃ楽。もしこれが車や電車で行かないといけない距離だとしたら、人を雇うかぼくが過労死するかのどちらかになってしまいます。
セブンイレブンってドミナント戦略をうまく使っていて、「あれっここにもセブンがあるぞ、どんだけセブンあるんだ」というのは気のせいではなく、ドミナント戦略を使っているんですね。
話が少しそれてしまいましたが、まだドミナント戦略を使いこなせていない感があるため、1号店と2号店の売上も上がるような導線を改めて考えてみようと思います。
騒音に関するクレームが出る可能性がある
3号店は20㎡の狭いスペースです。音楽や話し声が他の部屋に響きやすいことに気付きました。
これって怖いことで、もし近隣の方からクレームが来てしまったら営業時間を短縮することになったり、最悪の場合レンタルスペースを続けられなくなる可能性もあります。
そうならないよう、予約ページや案内メール、スタジオ内に音量を控えめにしてもらうよう注意書きを加えました。
2号店も近隣の方からクレームが来てしまい、24時間営業だったのが8-22時までの営業に変わってしまいました。
備品をどこまで置くか
3号店のコンセプトは「価格が安い」「手軽に使える」のため、設備や備品を最小限にしました。
1号店、2号店にはフリーWiFiや大型モニター、椅子、テーブル、ホワイトボード、撮影用三脚といった備品を置いていますが、3号店にはそれらは一切ありません。
他の店舗と差別化するためにあえて置いていなかったのですが、「せめて椅子だけでいいから置いてほしい」と切実ないう声が何件かあったため、苦渋の決断の末、パイプ椅子を1脚置くことにしました。
今後も〇〇を置いてほしいという要望はあると思います。
ただ、お客さんの声をすべて聞いてしまったら、そもそもぼくが考えていたコンセプトや他店との差別化など崩れてしまう可能性があります。
備品を増やすのは簡単ですが、そこは本来の目的を見失わずに見極めていこうと考えています。
長時間の予約が入りづらい
3号店は1人や2人といった少人数の方が、サクッと1,2時間ダンス練習をするということを想定して作りました。
1人で3時間も4時間もダンスの練習をするってあまりないと思いますが、中には安いのであれば長時間使いたいという人がいるかもしれません。
ぼくら運営者としたら、長時間の予約枠を押さえてもらった方が売上が安定します。なので2時間30分以上の予約はお得になるような価格設定にしました。こんな感じです。
画像の通り○○円お得としていますが、結果的に2時間30分以上の予約はほぼ入ってきませんでした。全体の95%が2時間以下の予約です。
そもそも2時間30分以上の需要がなかったのか?もしくは価格の見せ方が悪かったのか?
前者であれば無理に長時間の予約をしてもらうつもりはありませんが、後者であれば価格の見せ方をちょっと工夫すれば変化があるかもしれません。
またまたカッコいい言い方をするとプロスペクト理論というのがあって、何かというと「人は得をするよりも、損をしたくないという気持ちが強い」ということ。
わかりやすい例を出すと、
次の2つのくじがあったとしたら、どちらを選びますか?
A.100%の確率で50万円もらえる
B.50%の確率で100万円もらえる
多くの人がAを選びます。Bを選んで100万円をもらい損ねるのは嫌だからAで確実に50万円をもらいたいと無意識に判断するのです。
別の例でいうと、100万円投資して110万円になって10万円得をする喜びよりも、90万円になって10万円損をする悲しみの方が何倍も強いというイメージです。
また話が逸れてしまいましたが、このプロスペクト理論をレンタルスペースの価格に当てはめると、○○円お得だとあまり響かないのではと考えられます。
ではどうすれば良いかというと、たとえば1時間あたりの料金を記載する。2時間の予約だと1時間あたり800円だけど、3時間なら750円、4時間なら675円。これだと800円支払うのは損だと思ってもらえるかもしれません。
ちょっとこのあたりの感覚がつかめていないので、価格の見せ方を変えながら様子を見てみます。
まとめ
今回は、新店舗についての課題や問題点を挙げてみました。
まだまだ改善点はあるので、1つずつ取り組んでいきます。効果があったものなかったもの含めてこのブログで共有させていただきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。