こんにちは!レンタルスペース運営者の「みつ」です。
今回は、ぼくが詐欺に遭った話の第3部2話を書いていきます。
詐欺師アディが動き出す
詐欺師アディと出会ってから間もなく、ぼくはどんどんお金を支払うことになります。アディから持ちかけられた話を詳しく書いていきます。
アディから言われたビジネスモデル
詐欺師アディから持ちかけられた話を要約すると「iPhoneを預けてくれたら1台あたり毎月1万円支払う」ということです。
これだけ聞くと、預けたiPhoneを転売されて終わりだろと思われるかもしれませんが、口のうまいアディはそう思わせません。
以下アディが言っていた内容です。
数年前から中国の旅行代理店のコンサルをしている。その会社(ここでは『株式会社チュウカ』と呼びます)と組んで、「外国人旅行客向けの街案内アプリ」を開発した。
日本は電車やバスがやたら複雑で、外国人旅行客にとってみると観光しづらい部分がある。英語を話せない日本人も多いため、目一杯観光を楽しめない。
今回開発したのは、街案内に特化したアプリ。ネットに載っているような情報ではなく、観光客目線で書かれた観光客のための情報が詰め込まれている。
株式会社チュウカはこれまで何千回とツアーを開催してきていて、今も毎日のようにツアーを開催している。
iPhoneに街案内アプリを入れてツアー客に貸し出しているが、最近はツアー客が多すぎてiPhoneが不足している。
そこでiPhoneを貸してくれた人に対して月1万円の報酬を支払うビジネスを立ち上げた。
こんなようなことを言っていました。アディの話し方がうまかったこともあり、その話をいとも簡単に信じてしまったのです。
トークがうまい詐欺師
この話を聞いたぼくですが、いくつかの疑問点があったのでアディに聞いてみました。
Q.株式会社チュウカ自体がiPhoneを契約すればいいのに、なぜぼくらに声をかけるのか?
A.もちろん株式会社チュウカ自体も法人としてiPhone大量に仕入れているが、中国の会社ということで契約できる台数に規制がかけられている。
Q.iPhoneを契約した後、月々の支払いはどうなるのか?
A.支払いはすべて株式会社チュウカが行う。個人でiPhoneを契約後、支払い方法を法人支払いに切り替えるので一切請求が来ることはない。
Q.このビジネスは期間や期限などあるのか?
A.2020年オリンピックまでの3年間で終了する予定(当時は2017年)
Q.報酬はどのようにもらえるのか?
A.基本的に現金手渡し。株式会社チュウカが現金主義のため、すべて現金で管理している。
なにを聞いてもパッと答えてくれたので、その点でもアディを信用してしまいました。
アディのうまいところは、他にも選択肢を与えるんです。iPhoneの話だけだとやるかやらないかの2択になりますが、他のビジネスについても紹介してきます。
「この3つの中でやるとしたらどれが良さそうですか?他の2つは報酬が大きいですが、リスクが高いです。なのでまずはiPhoneに取り組んで、お金が溜まったら他のビジネスにステップアップする流れの方が多いです。」
というようにiPhoneを選ばせるよう仕向けてきました。ぼくはマインドコントロールにかかった人のように、赤子の手をひねるぐらい簡単にアディの思惑通りに誘導されたのです。
まとめ
今回は、ぼくが詐欺に遭った話の第3部2話を書きました。
口のうまいアディにまんまと騙されていくぼく。次回はiPhoneをアディに渡してしまう話です。
最後までお読みいただきありがとうございました。