こんにちは!レンタルスペース運営者の「みつ」です。
今回は、自分が行動するより人に行動してもらう方が100倍難しいという話を書いていきます。
そういえば前に「人を動かす」って有名な本読んだことあるな
流し読みじゃなくて、100回ぐらい読み返しなさい
人を動かすのは難しい
今回はレンタルスペースを運営していく中で、ぼくが経験した実際の出来事を書きます。
ざっくりいうと、ぼくが途中というか9割方やってあげて、あとの1割はお願いねという最高のパスを出したのですが、結局やってもらえずに終わったという話です。
自分の力だけだとどこかで限界が来ます。そんなとき周りの人たちの協力が不可欠ですが、どうやったら動いてもらえるか?ということも含めて、考えていきます。
人がまったく動かなかった実体験
人を動かすのは難しいということを、実体験に基づき書いていきます。
ぼくはレンタルスペースの運営をしているのですが、ただ場所を貸し出すだけでなく集客のサポートもしています。ぼくのスペースを使ってくれるのはダンス教室の先生。つまり、ダンス教室の生徒さんを集めるためのサポートをしているのです。
ダンス教室の先生って、集客に苦手意識を持たれている方がめちゃ多い。なのでぼくのサポートってとても喜んでもらえます。
集客する方法の1つとして、教室のポータルサイトに掲載する。こういったサイトにはいろんな教室が掲載されているので、何か習いたい人はこのサイトから自分に合った教室を探すという流れです。
他にたくさんの教室が載っているということは、それだけライバルが多いんです。みんなと同じような文章や写真だと埋もれてしまいますし、ショボイ文章や写真だと見向きもされません。
数ある教室の中でなぜこの教室を選ぶ必要があるのか?この理由がないとなかなか生徒さんから選んでもらえません。
ここで1つ問題があるのですが、教室の先生ってその理由を説明できないんです。自分の教室のことなのに一言でわかりやすく説明できる先生ってほぼ皆無です。ぼくが相談を受けた先生のほとんどが、一言で表現できていませんでした。
そんな状態でポータルサイトに教室の紹介を載せたらどうなるでしょうか?かなりの確率で埋もれてしまいますね。
でもこれって本当にその教室の魅力がないというわけではなく、明確になっていなかったり先生の言葉で伝えられていないだけです。なので、先生と会話しながら話を聞き出していくと、だんだん明確になってきたりします。
その上でサイトの載せる文章を作るのですが、ここでも問題が。先生って文章を書けないんです。書けないというより、読んでくれた人が問合せをしたくなるような文章が作れない。せっかく文章を作っても、問合せが来ないと成功とは言えません。
そこでぼくが、先生の変わりに文章を作ってみたのです。ぼく自身、文章のプロというわけではありませんが、読ませる文章を書いてきたという経験はあります。利益を考えないお人よしのぼくは、その文章を無料で作りました。
先生に文章を見せたところめちゃめちゃ喜んでくれ、こんな素晴らしい文章を作ってくれるなんて本当にありがとうございます、と感謝されたのです。これだけ喜んでもらえたらぼくとしても嬉しかったし、この文章が集客につながればいいなぁと思ってしました。
そして数日後、ポータルサイトを見てみたらその教室の掲載がありません。なんでだろう?と思い先生に聞いてみたら、忙しくて掲載できなかったとのこと。ん、忙しいってぼくが作った文章をコピペして載せればいいだけなのでは?と思いましたが、同じようなことが他の先生にも起こりました。
そのときに悟りました。人って行動しないんだなと。
なんで行動しなかったのか考えてみた
人が行動するときって、苦痛から逃れたいときか快楽を得たいときと言われています。
今回の場合って実は両方当てはまっていて、生徒さんがなかなか集まらないという苦痛から逃れられる、そして生徒さんが集まり自分の好きなことを教室で表現できる快楽。集客できたらこの2つが同時に達成できるんです。
でも先生は行動しなかった。本当の原因はわからないのであくまで予想ですが、いくつか考えてみました。
- 本気で集客しようと思っていなかった
- 効果が出るかわからないのでやらなかった
- ぼくの文章がショボすぎた
本気で集客しようと思っていなかった
もし本気で生徒さんを集めたいと思っていたら、行動するはずです。教室が開けたらいいかなぐらいの軽いノリだったら、なかなか行動に移せません。ぼくからすると本気度が足りないから行動しなかったんだと見ています。
効果が出るかわからないのでやらなかった
めちゃ勿体ないですね。わからないからやらない、だと一生このままでしょう。たとえばポータルサイトに載せるのに10万円かかるとか、文章を作るのに50時間かかるとかだったら躊躇するのはわかりますが、今回ってぼくが文章を作っていて掲載するのも無料なんです。
なので掲載するハードルって限りなく0に近いのに行動しなかった。これってたぶん今回の話に限ったことではなく、行動しないというクセが付いてしまっているんだと考えています。
行動するとうまくいかないこともあります。でもそれを乗り越えて成長するし、結果にもつながります。逆に行動しないと楽かもしれませんが、現状と何も変わらず。行動していないと、そもそもこの方法が合っているのか間違っているのかもわからない。つまり1mの進歩もないということです。
ぼくの文章がショボすぎた
この理由だとしたら完全にゴメンナサイです。せっかく作ってくれた文章なので無下にはできないが、こんな文章を世にさらすのは恥ずかしい。なので掲載せず沈黙を貫いた。
先生の喜びから判断するとこの理由ではないと信じたいですが、そうならないようライティングスキルの向上に精進しようと思いました。
どうやったら行動するか考えてみた
じゃあどうやったら行動してくれるのか?いろんな方法がありそうですが、今回の事例に対して考えていきます。
ぼくが考えた案として、ずばりお金を取る。これをやっていれば今回のようなことは起きなかったと思っています。
無料で文章を書いたもんだから、軽く見られてしまった感じがしています。もし文章作成料5000円としていたら、5000円支払ったんだからもとを取るために掲載しないと、となるし、本気じゃなかったら5000円なら今回は見送りますとなりそうです。
今回って、無料にしたことによって双方にとって利益がありませんでした。なんでもかんでも無料にすれば良いというわけではなく、お金を使って人を動かすということも時には必要なのではと思った次第です。(お金で人を動かすなんて何様だ!本当に「人を動かす」を読んだのか?と怒られそうですが、あくまで1つの案ということをご理解ください)
まとめ
今回は、自分が行動するより人に行動してもらう方が100倍難しいという話を書きました。
人はなかなか行動しないので、お金をうまく使うことで行動に移し、お互いに利益を出そうという考えをまとめました。
最後までお読みいただきありがとうございました。