こんにちは!レンタルスペース運営者の「みつ」です。
今回は、大阪のレンタルスペースを撤退することにしたということを書いていきます。
オープンして2カ月、超短期間での撤退となってしまったな
最近出店するペースが早かったが、撤退も早いな
なぜ大阪のレンタルスペースを撤退することになったのか?
まず撤退する理由ですが、騒音によるクレームが原因です。
ダンスができるレンタルスタジオとして運営していたのですが、近隣の方から「うるさい」というクレームが入ってしまったんですね。撤退を決意するまでに至る経緯など、詳しく見ていきます。
予約の入り具合は好調でした
10月中旬にオープンした大阪のレンタルスペースですが、2か月の間で150件もの予約が入りました。
まだ自分のHPが本格稼働しておらず、インスタベースやスペースマーケットといったポータルサイトからの予約だけでこれだけ埋まっていたので、なかなかの人気店だったと思います。
どんなスペースだったのか?
今回撤退することになったスペースですが、難波や心斎橋といった繁華街に近い場所にオープンしました。
マンションの1室、部屋の広さは23㎡で、3,4名といった少人数がダンスできるようなスペースです。
このマンションでは、ぼくのような店舗として運営している部屋よりも、普通に住まれている方が多いようでした。
オープンしてすぐにクレームが発生
実はオープンしてすぐ、隣の部屋の方から「音がうるさい」というクレームが入ってしまったのです。
最初、24時間営業としていたこともあり、夜の時間帯でのダンスはさすがに迷惑過ぎました。(本当にすみませんでした)
すぐに営業時間を8-22時に短縮し、お客様に対しては「近隣の方からクレームが入ってしまいました。音に気を付けてご利用ください」という注意をしました。
そのおかげもあり、しばらくはクレームもなく落ち着いていたのですが、また怒られてしまうという事態に…。
撤退することを決断
多くのお客さんが音に気を付けながら使ってくれていたこともあり、一旦はクレームがなくなり安心していました。
しかし、150組全員の音を確実に防ぐのは難しく、今後も一定数の方は音を出してしまうことが予想されます。
隣の方としては、「またいつ騒音が起こるのか?」と思うだけでもストレスになると思いますし、実際に自分が住んでいる家の隣でドンドンガチャガチャなっているのは耐えられない。
また、お金を支払ってスタジオを使ってくれているお客さんからしたら音を気にせずダンスをしたいはず。
これって運営を続けていても誰も喜ばない状況なのでは?と気付き、撤退することにしました。
反省点と今後に向けて
まず今回の反省点ですが、騒音に関して甘く見ていた点です。音が響きやすい建物で、さらに住人が多いというダンスをするには不適切な物件だったのですが、「大阪にレンタルスペースを出したい」という気持ちが先行してしまったところがあります。
できればすぐにでも撤退したいと思ったのですが、物件の契約書を見るとなんと4か月前の退去予告義務。(今退去届を出しても、2020年4月末までは家賃が発生)
さらに2年以内に退去する場合は2か月分の違約金がかかります。年内に退去した場合、6か月分の家賃が余計にかかってしまうという地獄が起きました。
そこで、どうすればいいかいくつか考えを出してみました。
- 6か月分の家賃を支払い、年内に撤退
- 4月末まで音が出ないダンスだけ受け入れ、細々と運営を続ける
- 誰かに物件を引き継いでもらう
- 大阪で他の物件を探し、見つかり次第撤退する
①6か月分の家賃を支払い、年内に撤退
お金はかかってしまいますが、一番潔くスッキリする選択かと思います。
ただ、撤退する場合は鏡を処分する必要があったり、年内に大阪で撤退作業をするなど何かと大変です。
②4月末まで音が出ないダンスだけ受け入れ、細々と運営を続ける
家賃が発生する4月末まで運営を続けるという選択です。違約金2か月分はかかりますが、家賃の無駄はなくなります。
ただ、ダンスを制限することで予約数が落ちることが予想されますし、なにより近隣の方から「撤退するといいながら4月末までやるんかい」となりそう。
③誰かに物件を引き継いでもらう
ダンス以外の音が出ない用途で使ってもらえる人に引き継いでもらう選択です。
立地は最高で、実際にナニワさん(同じ建物でパーティーができるスペースを運営されている方)のスペースも繁盛されています。
ただ、一度クレームがあった部屋なので、そこを引き継ぐというのは難しい気がしています。
④大阪で他の物件を探し、見つかり次第撤退する
これが有力かなと思っていて、実際に物件を探しています。
ぼくとしては、このまま撤退というのは悔いが残るというか、こうなってしまったのも次のステップに進むためのチャンスなのでは?と思ったりしています。(迷惑をかけてしまい申し訳ないという上での気持ちです)
選択を迫られた際、「これを選んだらこうなる」「こっちを選んだらこうだな」といったように天秤にかけながら一番いいものを選ぶと思うのですが、何を大切にしているか?ということを見失わないように気を付けます。
目先のお金を優先して迷惑をかけるようなことはしたくないので、そこを気を付けながら取り組んでいきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。