こんにちは!レンタルスペース運営者の「みつ」です。
今回は、1店舗目のレンタルスペースはうまくいったが、2店舗目は見事に失敗したということを書いていきます。
おまえ多店舗展開はうまくいくと言っておきながら、自分は失敗したんだな
1店舗目がうまくいったもんだから、調子乗っていた感はある
なぜ2店舗目がうまくいかなかったのか
レンタルスペースは複数店舗出した方が良い!という記事を書いておきながら、ぶっちゃけてしまうとぼく自身は2店舗目はうまくいきませんでした。
売上が上がらなかったのは、
- スペースのコンセプトが曖昧
- 1店舗目との互換性が弱かった
が原因だと分析しています。
この記事では、ぼくの失敗事例ということで実体験ベースでお伝えしていきますね。
2店舗目を作るまでの流れ
ぼくが2店舗目のレンタルスペースを作った流れですが、ざっくりお伝えすると
- 1店舗目となるレンタルスペースを立ち上げる
- オープンしてすぐ売上が右肩上がりになる
- 売上に比例して、ぼくの自信も上がっていく
- 自信が上がり過ぎて、自信過剰となる
- 2店舗目出しても楽勝じゃね?と思う
- 実際に出してみる
- 全然売上が上がらなくて死
こんな感じです。
詳しく見ていきますね。
1店舗目はうまくいっていた
はじめて立ち上げた1店舗目のレンタルスペースですが、これはうまくいきました。うまくいったというのは、毎月安定して売上が上がり続けているということです。
3年前にオープンして、いまだに衰えることなくフル稼働してくれています。
うまくいった理由として、コンセプトやターゲットが明確だったから。
こんな感じで打ち出しました。
もしダンス教室を開講したくてレンタルスペースを探している先生がいたら、とりあえずこのスペース見てみたくないですか?
他にもレンタルスペースはありますが、ダンスに特化していなかったり、集客のサポートまではしてくれなかったり。そんな中、ダンス教室向けで集客サポートもしてくれるスペースはなかなか流行りそうな予感です。
ということで、ターゲットを絞り込み、コンセプトもしっかり作り込んだおかげで1店舗目は予定通り繁盛店となりました。
徐々に調子に乗り始める
1号店をオープンしてから売上は右肩上がりでした。そうなると人間は愚かなもので、調子に乗ってくるわけです。
はじめて立ち上げたレンタルスペースがこんなにうまくいくなんて、やはり自分はビジネスの才能があったんだな。
となり、これって2店舗目を出したとしても余裕でイケるんじゃね?となるわけです。マリオでいうとスター状態、いわゆる無双モードです。(実際のところは無双モードではなく、自信過剰が生み出してしまった勘違いです)
そんなイケイケな状態で物件を探すとどうなるか?結果だけ先にお伝えすると、悲惨な目に遭います。
1店舗目のときは、ダンスができるスペースで広さはこれぐらいで…と具体的なイメージを持ちながら物件を探していました。
でも2店舗目のときは、とりあえず駅から徒歩何分以内で、レンタルスペースOKの物件を探してちょうだい、とざっくりした感じ。
実際に不動産業者に紹介された物件をいくつか見て、おぉここのスペース綺麗だしなんか良さそう!という、これまたざっくりな感じで契約してしまったのです。
物件を申し込んだ時点では、どんな人にどんな用途で使ってもらいたいか?ここが超曖昧というか決まっていませんでした。
1店舗目のときはあれだけ入念に準備し、むしろこのブログでもターゲットを絞れやら目的を持てやら偉そうに言っていますが、当の本人は大変お粗末な考えで2店舗目の物件に申し込んだのです。
オープンまでの道のり
物件の申し込みをしてからオープンまでの1ヶ月間。この間にどんなスペースにするか?という方向性が何度か変わっています。
まず最初に考えたのが貸し会議室です。レンタルスペースといえば、セミナーや会議ができる貸し会議室をイメージする人も多いのではないでしょうか。
マンションの1室で広さもそこまでなかったため、8名ぐらいで会議ができるスペースを作ろうとしました。
でもその考えも1週間でコロッと変わります。貸し会議室をやめて、レンタルサロンに方向転換です。
貸し会議室って他にもたくさんあるし、ネイルとかエステとかマッサージの場所を探してる人の方が多いんじゃないかな、と思い始めたわけです。
ぼくは男性ということもあり、ネイリストやエステティシャンのことなど全くわかりません。そのことに気付き、実際にフリーでネイルやエステをやっている人をネットで探し連絡を取ってしました。
何だかいろんな人に会って話を聞いているうちに、そもそもレンタルスペースじゃなくてネイルサロンを作った方が良いのでは?というわけのわからない思考になってしまい、さすがにこれはヤバいなと思い一旦立ち止まりました。
で結局行き着いた考えが、ネイルやエステだけがターゲットだと母数が少なくてうまくいかないだろ。セミナーや会議、映画鑑賞やゲーム大会、ママ会、ヨガなど何でもOKのレンタルスペースにしてしまおう。これだけ範囲を広めれば、誰かしら使ってくれるだろう。
このような方向性に落ち着き、オープン準備を進めることになりました。このブログでお伝えしていることと、完全に逆のことをしていますね(笑)
実際にオープンしてみて
そんなこんなで、2店舗目のレンタルスペースをオープンしました。
オープン当初の打ち出し方は、
こんな感じです。どうでしょうか?
誰が使うんだ?という感じですね。今振り返るとこれじゃあ予約入らないよね、と突っ込みたくなります。
1年半もの間、このようなコンセプトで運営を続けていましたが、結果的に売上を伸ばすことができませんでした。
もう1つの反省点として、1店舗目はダンスのお客さんがターゲットですが、2店舗目はダンスとは関係ないスペースを作りました。
つまり1店舗目と2店舗目ってお客さんの層が全然違うんです。ということは、2店舗目を作ったとしたらまた0から集客です。
もし1店舗目と2店舗目のお客さんの層が重なるところがあれば、これって相乗効果になりそうですよね。
実際、2店舗目のコンセプトをダンスに変えた途端、売上が3倍になりました。
失敗して思ったこと
うまくいかないときって悔しかったり悲しかったりするんですが、なぜうまくいかなかったんだろう?と真剣に考えるきっかけになります。実はそれがめちゃ大事な時間で、自分の成長にダイレクトにつながりました。
逆にうまくいったときって、やったーうまくいった!で終わってしまうことが多く、あんまり学びにならないことが多いイメージです。
うまくいかないときって結構しんどいので、あえてツラい道を選ぼうとは思いませんが、ピンチをチャンスに変える精神は大事です。
途中で諦めたら失敗となりますが、諦めずに挑戦し続ければ失敗なんて存在しません。うまくいかなかったときは、これは成功への道のりなんだと思い込んで取り組んでいきましょう。
まとめ
今回は、1店舗目のレンタルスペースはうまくいったが、2店舗目は見事に失敗したということを書きました。
ターゲットもコンセプトも曖昧なまま2店舗目をオープンした結果、完全にうまくいきませんでした。1店舗目がうまくいったもんだから、その勢いで深く考えずに2店舗目を出してしまったのです。
うまくいかなくても、諦めずに試行錯誤で続けていくことが成功への近道だと、実体験から学びました。
最後までお読みいただきありがとうございました。