サラリーマンや主婦の方から、「本業が忙しい中でも、レンタルスペース経営ってできますか?」というご質問をいただくことが少なくありません。
そこで今回は、サラリーマンや主婦でも副業としてレンタルスペースを運営することができるのか?ということについて、詳しくお話していきます。
サラリーマンや主婦って普段から忙しそうだよね
おまえいつも暇そうだから見習ってちょっとは働け
サラリーマンや主婦がレンタルスペース経営できる?
「レンタルスペースは手間がかからないから副業に最適」と言われることが多いですが、実際のところ本業が忙しい会社員や主婦がレンタルスペース経営することができるのか?不安に思われる方が多くいらっしゃいます。
まず結論からお伝えすると、本業が忙しいサラリーマンや主婦でもレンタルスペース経営は十分に可能です。
なぜ副業として運営することができるのか?詳しく理由などお伝えしていきます。
なぜサラリーマンや主婦が副業で稼げないの?
まずはじめに、なぜサラリーマンや主婦が副業をやろうと思ってもなかなか稼ぐことができないのか?その理由について考えていきます。
副業で稼ぐ場合はたとえば、ブログやYouTubeで発信をして広告収入を得る、FXやバイナリーオプションを勉強する、最近だと動画編集を身につけるなど方法はたくさんあります。
ただ、現実問題としてちゃんと稼げている人って意外に少ないんです。
ブログのアフィリエイトやYouTube広告で稼ぐとなると、相当な努力が必要。
FXやバイナリーオプションはギャンブル性が高くてリスクがある。動画編集はスキルをつけたとしても、仕事を受注しないといけないのでそこで苦戦する人が多い。
物販やせどりは、自分が作業をストップすると同時に売上もストップしてしまう。
バイナリーオプション3日ぐらいやったけどあれは無理ゲーだな
おまえ有料のシステムみたいなの買ってたけどあれ完全に無駄だったな
そんなこんなで、稼げるようになる前に諦めてしまったり、一時的に稼げたとしても途中で稼げなくなってやめてしまったり。
ぼくのまわりを見る限り、副業で稼ごうと思ってもなかなかうまくいかずに苦労している人のほうが多く見られます。
レンタルスペース経営だと稼げるの?
本業が忙しいサラリーマンや主婦だと、副業で稼ぐのは難しいとお話をしました。
では、レンタルスペース経営はどうなのか?というと、副業の中でいうと圧倒的に稼ぎやすいビジネスです。
サラリーマンをやりながらレンタルスペース経営で月30万円稼いでいる人や、ビジネス未経験の主婦が3店舗のレンタルスペースの運営をしていたり、本業が忙しい中でもきっちりと成果を出している例がたくさんあります。
ぼく自身、はじめて立ち上げたレンタルスペースはサラリーマンをやりながらの開業です。3ヶ月後には月30万円の利益になったので、すぐに脱サラしましたが(笑)
最初の数ヶ月は、本業とレンタルスペース運営を両立していました。
レンタルスペース経営はサラリーマンや主婦のほうが多い
レンタルスペース運営しているオーナーの属性を見てみると
- 会社員
- 主婦
- 投資家
- レンタルスペース運営代行会社
- 本業として運営
主にこの5つにわかれます。
むしろ、ぼくのように本業としてレンタルスペース運営をしている人のほうが少なく、別の仕事を持っているオーナーのほうが多いイメージです。
2020年は300人以上からレンタルスペースについての相談を受けましたが、80%が会社員か主婦。残りの20%はフリーランスや学生、定年後の方、不動産オーナーでした。
つまり、レンタルスペース運営に興味を持っている人の半数以上が会社員や主婦といった、これまでに個人で稼いだ経験がないビジネス初心者なんです。
なぜレンタルスペース経営はサラリーマンや主婦に人気なのか?
次に、なぜレンタルスペース運営に興味を持つ会社員や主婦に人気なのか?という点について詳しく見ていきます。
理由としては以下が挙げられます。
- ビジネス初心者でも稼ぎやすい
- 初期費用が安く済む
- 運営の稼働があまりかからない
- 再現性が高い
運営の稼働があまりかからないので、本業が忙しかったとしても稼ぎやすいのが人気の理由です。無理なく続けられるというのがいいですね。
あと初期費用が安いのも魅力で、不動産投資であれば何千万円のお金が必要だったり、最近だと融資も下りづらくなっています。
レンタルスペースの場合は、物件にもよりますが50~100万円程度の資金で開業できます。
ぼくを含め、副業未経験の状態からレンタルスペース運営に挑戦して、実際に稼ぐことができている人が多いので再現性の高いビジネスというのも人気の理由です。
副業としてレンタルスペース経営が可能な理由
次に、サラリーマンや主婦が、副業としてレンタルスペース経営で稼げる理由について、もうちょっと掘り下げていきます。
副業としてレンタルスペース経営はできるのか?
いくら稼げるビジネスだったとしても、自分の稼働がかかってしまうと続けるのが難しかったりします。
たとえば、物販やせどりは初心者でも稼ぎやすいと言われています。確かに稼ぎやすいのは間違いないですが、地道な作業をコツコツやらないといけません。もし自分の手を止めてしまうと、その瞬間い売上がなくなります。
つまり、稼ぐためには自分が動き続けないといけないんです。
対するレンタルスペースは、開業してしまえばあとは楽。自分が稼働しなくても売上が出せます。ぼくは5店舗のレンタルスペースを運営していますが、運営にかかる月の稼働時間は10時間程度。それだけの稼働で毎月100万円近い利益になっています。
本業が忙しいと、自分が動ける時間って本当に少ない。そんな中でプラスで副業を始めるとなると、さらに時間がなくなります。
一時的であれば無理は利くかもしれませんが、そんな過酷な生活をずっと続けるのは無理があります。
レンタルスペース経営であれば、ほかの仕事をしながら副業として続けることが可能なんです。
【※注意】ぶっちゃけ立ち上げは大変です
サラリーマンや主婦でも稼ぐことができるレンタルスペース経営ですが、いいことばかりではありません。
運営に稼働がかからないとお伝えしましたが、正直にいうと開業するまでは大変です。ぼくはこれまで数多くのレンタルスペースを開業してきましたが、オープン日まではバタバタの連続。
特にはじめて開業するときはすべてのことが初体験。なにをするにも始めてのことだらけなので、やたらと時間がかかります。
どれぐらい大変なのか?レンタルスペース開業までにやることを順を追って見てみましょう。
慣れてくればなんてことないけどな
そういえば3ヶ月連続でレンタルスペース開業したこともあったな
物件探し
まず大変なのが物件探し。レンタルスペースが可能な物件ってなかなか見つからないんです。
東京や大阪はレンタルスペースの認知度が年々上がってきていますが、ちょっと地方にいくと「レンタルスペースってなんですか?」と不動産屋から言われることも。
まだブルーオーシャンなので逆にビジネスチャンスだったりもしますが、物件を探すのに苦労することが多いです。
開業準備
無事に物件が見つかったら、次はオープン準備です。物件が引き渡されると家賃が発生するので、それまでに前倒しで準備を進めておきたいところ。
スペースのコンセプトやターゲットにに喜ばれるような内装や設備にしたり、備品をそろえたり、部屋の中を整える必要があります。
あとはスペース利用についての規約作り、店舗名やロゴなんかもほしいので、開業まではとにかくやることがたくさんです。
集客
いくら素晴らしいスペースを作ったとしても、それをお客さんに知ってもらわないと予約が入りません。
スペースを作って終わりではなく、予約を獲得して売上を出す。もっというと、家賃以上の売上を出して利益を作る。
そのために大事なのが集客です。がんばって綺麗なスペースを作ったとしても、集客力が弱いと予約が入りません。そうなると利益どころか赤字になってしまうなんてことにもなりかねません。
逆に、集客力が強ければ、設備やアクセスが並みだったとしてもたくさんの予約を獲得することも可能です。
開業という山場を乗り越えれば、運営は意外に楽
開業するまで大変なレンタルスペースですが、そこを乗り越えてしまえばあとは意外に楽です。
ぼく自身、5店舗のレンタルスペースを運営していますが、月10時間程度の稼働しかかかっていません。たった1人でも5店舗でも10店舗でも運営できるのがレンタルスペースの魅力です。
レンタルスペースの運営って、どんなことをするのか見ていきましょう。
とにかく自動化&効率化だ!
おまえ面倒くさがりだけど、そういうとこはがんばるよね
お客様対応
まずはお客さん対応。お客さんから問合せがあった際には対応が必要です。
ぼくの場合、予約してくれたお客さんにしか電話番号を公開していないので、電話がかかってくることはあまりありません。基本的にメールで連絡が来ますが、ホームページに詳しくスペースの案内を記載しているため、メール問合せも少ないです。
もし電話対応やメール対応が難しい場合、代行をお願いする手もあります。(※レンタルスペースに特化した運営代行会社は料金が高くサービスの質も低いため、おすすめできません)
予約管理
予約管理は完全自動化をおすすめしています。お客さんがネットから予約、こちらがなにもしなくても予約が自動で入ってくるよう仕組み化することができます。
さらに支払いもネットで完結、鍵の開け方などの案内メールも自動で送られるようにしておけば、こちらが一切なにもしなくても、お客さんが予約をしてくれて売上になります。
逆にここを自動化しておかないと、予約が入る度に自分が動かないといけないので大変です。
清掃
人気レンタルスペースは例外なく部屋が綺麗です。部屋が汚いとリピート率が下がってしまうため、常に綺麗にしておきたいところ。
基本的に利用したお客さんにセルフクリーニングしてもらいますが、隅から隅までやってくれる人は少ないですし、中には掃除をせずに退室される人もいます。
また、定期的にトイレ掃除や備品の補充も必要になってくるので、月に数回程度は掃除に入ったほうがいいです。
自分がスペースに行けたら一番いいですが、もし難しい場合は誰かに依頼するといいでしょう。その際、掃除業者に依頼すると高くつくため、個人に依頼するのがおすすめです。
ただ、適当に掃除されると困るため、きちんと掃除してくれるような信頼できる人を見つける必要があります。
ビジネス初心者にレンタルスペース経営をおすすめする理由
この記事では、サラリーマンや主婦でもレンタルスペース経営で稼ぎやすいということをお伝えしましたが、ここで改めてお伝えしたいポイントはレンタルスペース経営はビジネス経験がない初心者でも利益を出しやすいということです。
ちょっと最後にぼくのお話をさせていただくと、、、
31歳まで普通のサラリーマンだったぼくですが、これまでを振り返ると0の状態からなにか新しいことを始めるときが一番難しかったと感じています。
ぼく自身、レンタルスペース経営を始める前は副業の経験すらありません。生まれてから一度も個人の力で稼ぐという経験がなかったので、そこを抜け出すまでが大変でした。
そんなときに偶然出会ったのがレンタルスペースだったんですが、開業して3ヶ月で脱サラして、その2ヶ月後には2店舗目を探し始めたり、一度動き始めたらそのあとの展開は早かったです。
20代のころから「起業したい!脱サラしたい!」という想いがあったのに何年もくすぶっていましたが、レンタルスペース経営に挑戦したことがきっかけで人生が切り開かれたと思っています。
ビジネス未経験のぼくでも「レンタルスペース経営ならできるかもしれない!」と思わせてくれ、さらに実際に利益を出すことができました。
これはぼくが特別だったわけではなく、同じようにビジネス未経験の人がレンタルスペース経営で初めて利益を出すという例はたくさんあります。
ただ、100%うまくいくビジネスなんてありません。もしあったとしたら全員がそれに飛びつき、すぐに飽和状態になって稼げなくなります。
レンタルスペース経営は初心者でも稼ぎやすいとお伝えしましたが、それでも100%稼げる保証はありません。さらに初期費用が安いといっても数十万円はかかってしまうので、それがリスクでもあります。
ただ、そういったある程度の参入障壁があるので飽和状態になりづらく、長く稼ぎ続けることができるビジネスだと思っています。
レンタルスペース経営に限らず、はじめてやることって右も左もわからないので最初からうまくいかないこともあります。
一度の失敗で諦めてしまったらそれまでですが、その失敗を乗り越えて試行錯誤しながら継続していけばいつか必ずうまくいきます。
ぼくもはじめてレンタルスペースを開業するときは怖い気持ちもありました。
今は「1店舗目のレンタルスペースは家賃が安い小さい物件から」とお伝えしていますが、ぼく自身は家賃13万円以上、初期費用150万円の物件から始めています。(ぼくのように最初から大きなリスクを負う必要はないと思います)
安い物件を探せば家賃5万円、初期費用50万円で始めることも可能です。仮に失敗しても人生終わるような金額ではないですし、その経験は必ず力になると思っています。
レンタルスペース経営が、今の環境を変える最初の一歩になったらうれしいです。
まとめ
今回は、レンタルスペース経営ってサラリーマンや主婦でも副業として運営できる?ということについて書きました。
結論としては、副業未経験のサラリーマンや主婦でもレンタルスペース経営で稼ぐことは可能です。
理由としては、
- ビジネス初心者でも稼ぎやすい
- 初期費用が安く済む
- 運営の稼働があまりかからない
- 再現性が高い
ということでしたね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。