こんにちは!レンタルスペース運営者の「みつ」です。
今回は、人脈を広げようと思い人に会いまくった話を書いていきます。
あのころは人脈について勘違いしていた感があるな
おまえ突き進んでいくタイプだから、方向性ミスるとヤバいな
人に会いまくるとどうなるのか?
レンタルスペースの2店舗目をオープン後、人脈を広げるために人に会いまくっていた時期がありました。当時、売上を上げるためには人脈を広げるべきと思っていたからです。
月に100人以上には会っていたでしょうか。毎日3人か4人ほど新しい人と出会うというペースです。人に会いまくった結果どうなったのか?ざっくりいうと
- 人に会えば会うほど紹介をもらえるようになる
- アポや連絡のやり取りで自分の時間がほぼなくなる
- そのわりに売上にはつながらない
- むしろ、相手から営業をかけられる
- そのうちに詐欺師に出会い、見事に詐欺られる
人に会いまくっても良いことない感じですね。。
でも勉強になったこともあるので、高い授業料でしたがこの期間は決して無駄ではなかったと思っています。(というか無駄ではなかったと思いたいです)
ぼくの実体験ベースに話を進めていきますね。
なぜ人に会いまくろうと思ったのか?
レンタルスペースの2店舗目をオープン後、売上が伸びずに悩んでいました。
1号店はWeb集客のみで売上を出していましたが、2号店は同じことをしていてもダメだと思い、人脈作りに走ったのです。
サラリーマン時代に営業マンだったことや、自己啓発本で人脈が大切みたいなことが書いてあったので、おそらくそのような方向性になったのでしょう。
どうやって人と会ったのか?
人と会うためにぼくが実践した方法ですが、
- 交流会に参加する
- ビジネス系のコミュニティに参加する
- ジモティーなど掲示板に投稿する
- 知り合いに連絡してみる
こんな流れで人と会っていきました。
交流会に参加する
無料のものから有料のものまで。詳しくは下の記事に書きましたが、100回ぐらいは交流会に参加しています。
知り合いは増えましたが、結果的に売上にはあまりつながりませんでした。
ビジネス系のコミュニティに参加する
ぼくが入ったのは無料のコミュニティです。LINEグループに招待され、メンバーを見てみると数百人もの方が参加されていました。
グループ内の人に直でアポを取って人脈を広げてくださいという流れです。
ぼくはここで50人ぐらいの人に会ってみましたが、95%の確率でネットワークビジネス、不動産投資、保険営業、仮想通貨、人材紹介のどれかでした(笑)
逆に営業をかけられたのはいうまでもありません。
ジモティーなど掲示板に投稿する
ジモティーって不用品の売り買いのイメージがありますが、イベントのメンバー募集なんかもできます。ここで、人狼ゲームや歴史勉強会、将棋大会などのメンバー募集を行いました。
このイベントをぼくのスペースで開催して、売上を立てようという作戦です。ジモティーだけで100人ぐらい集客でき、イベントで売上を立てることができました。
知り合いに連絡してみる
知り合いに対して、元気?久々にお茶でもしない?みたいに連絡してみました。
この誘い方って今思うと、ネットワークビジネスか宗教の勧誘方法と酷似していますね。ぼくのことを完全に怪しんだ人も何人かいたでしょう(笑)
だんだん紹介してもらいやすくなってくる
ぼくが会っていた人って、向こうにもなんらかの目的があって会ってくれていたわけで、その理由の大半が自分のビジネスにつなげたいというこでした。なので、その人も人脈を欲しているのです。
そんなとき、横浜で活動している人だったら何人か紹介できますよとサラッと言うと、ありがとうございます!と大変感謝されます。
月に100人ぐらいの人と会っていると、側から見たら人脈がすごい多い人というように見えてくるみたいです。
自分から紹介してあげると、向こうとしては自分からも誰か紹介しなきゃいけないと思うみたいで、その分紹介してくれるようになります。返報性の法則ですね。
ちなみに返報性の法則とは、相手から何かしてもらったら、受け取った人はそれをなんとか返したいと思う心理です。
余談ですが、「影響力の武器」というめちゃ有名な本があるので、ぜひ読んでみてください。かなり分厚い本なので敷居が高いように感じると思いますが、読んでみると面白くてスラスラいけます。
どんどん時間がなくなっていく
月に100人に会う場合、最低でも1日3人。活動しない日もあったので、1日5人とかそのぐらいのペースで会っていました。
1人1時間程度話すとしても、5人で5時間です。同じ場所で話すなら5時間で済みますが、場所を移動するとなったらもっと時間が必要です。
しかも月に100人と会うには、100人と連絡を取り合わないといけません。この日はどうですか?とか場所はここでいいですか?とか、常に20、30人ぐらいの人とLINEでやり取りしていました。3時間スマホを放置すると、LINEの未読が30件とか普通です。
しかもアポ後にお互いに紹介し合うとなったら、新たにLINEグループを作ります。そしてまたアポを取るためのやり取りが始まります。この繰り返し、完全なる無限ループ。
大変なわりに売上につながらない
月に100人以上、3ヶ月で300人以上。これだけの人と会って、どれだけ売上が伸びたのかというと、、、
約10万円。これってかなり少なくないですか?
ちょっと費用対効果を見てみますね。
人と会うときはカフェを使うことが多かったのですが、コーヒー代だけでかなりの額になりそうです。1杯300円だとして、300杯で9万円。電車賃を入れたら余裕で10万円は超えそうです。
しかもネットワークビジネスとかそういう類の人に限って、ホテルのラウンジとか使いたがる傾向があって、その場合はコーヒー1杯1000円です。1000円あれば美味しいランチが食べられそうですね。
この時点で売上の10万円に達しています。
次に時間ですが、1人に会うのに移動時間も含めて1時間半はかかると見ます。
そうすると300人で450時間。 LINEでやり取りする時間も含めると500時間は軽く超えるでしょう。
時給に換算すると200円。しかも実際にはコーヒー代と電車賃がかかっているので、実質タダ働きです。
むしろ営業をかけられる
ぼくが会っていた人は、基本的にビジネス目的の方々です。
この中の多くが、というか95%がネットワークビジネスか仮想通貨、不動産投資、保険営業、人材派遣を取り扱う人々でした。
この方々って、紹介料とか仲介料で稼いでいるわけで、ぼくを含め目の前の人をなんとか自分のお客さんにしたいのです。
ぼくとしてはレンタルスペースのお客さんを探していて、相手は自分のビジネスに誘い込みたい。この時点でなんか話が噛み合わなさそうですね。
当時のぼくはなかなかのお人好しで、レンタルスペースのお客さんには到底ならなさそうな場合でも、相手の話をちゃんと聞いていました。
お人好しで表面ヅラが良かったぼくは、あいつなら勧誘できんじゃね?みたいに思われていたでしょう。格好の餌食、いわゆるカモです。
詐欺師に会い、詐欺に引っかかる
人と会いまくっていく中で、知り合いからある人物を紹介されます。それが詐欺師なのですが、紹介してくれた知り合いもろとも詐欺に引っかかりました。
今思い返すと、数百人に会った中でその詐欺師は抜群に口が上手いというか、見せ方がめちゃ上手でした。
ぼくが浅はかだったというのは間違いないですが、結局数百万円規模の詐欺に遭ってしまったのです。
人に会わない方がいいのか?
人に会いまくった結果、売上にはつながらず最終的に詐欺にも遭いました。これだけ見ると人に会わない方が良い気がしますが、そんなことはありません。
誰かれ構わず会うのではなくしっかりと精査する、相手の望んでいることを汲み取り応えてあげるなどすれば結果は変わってきたでしょう。
まとめ
今回は、人脈を広げようと思い人に会いまくった話を書きました。
ぼくの場合、下記のような結果になってしまいました。
- 人に会えば会うほど紹介をもらえるようになる
- アポや連絡のやり取りで自分の時間がほぼなくなる
- そのわりに売上にはつながらない
- むしろ、相手から営業をかけられる
- そのうちに詐欺師に出会い、見事に詐欺られる
しかし人に会うのがダメというわけではなく、会う人を精査する、相手の望みに応えられるよう自分自身に磨きをかけるなどすれば結果も変わってきそうです。
最後までお読みいただきありがとうございました。